ライダースジャケットタイトル
ライダースジャケット Brand: JETLINK×HEADGOONIE
Name: THE FUTURE IS RIGHT NOW RIDERS JACKET
Color: ミッドナイトネイビー
Size: (着丈、身幅、肩幅、袖丈)
 S/36 (61cm、48cm、42cm、61cm)−在庫なし
 M/38 (63cm、51cm、43cm、62cm)−在庫なし
 L/40 (65cm、54cm、44cm、63cm)−在庫なし
 XL/42 (67cm、57cm、45cm、64cm)−在庫なし
Material
 (1)表地: ”茶芯”仕様カウハイド/国産牛革100%
 (2)裏地: Cotton 100%
 ・WALDES Zipper 別注オリジナル仕様
 ・HEADGOONIE 刻印ドットボタン
 ・HEADGOONIE×JETLINKオリジナルネーム4種
 日本製 / MADE IN JAPAN
Price: ¥124,000- [税込]

SOLD OUT
最初のコメント
JETLINK×HEADGOONIEスペシャル仕様のレザーライダースジャケットが完成しました。ver.JETLINK版はミッドナイトネイビーカラーです。真っ黒なブラックはちょっとハード過ぎ、ルイスレザー調の明るいターコイズブルーは目立ち過ぎ、そんな理由でブラックに近い色のミッドナイトネイビーを選びました。革の素材は、長く着込む程に経年変化が楽しめる”茶芯”仕様です。(※革の下地を茶色に染色することで、擦れた部分から茶色が覗く仕組み)全てのファスナーには、高品質なWALDES社の別注品Zipper仕様。シルエットは、長く着ても飽きのこないシンプルなシングルライダース型を採用しました。...そして、ここが重要なポイントですが、今回も革の製作〜縫製に至るまで、全ての工程を日本国内で行いました。巧の職人技術が光るメイド・イン・ジャパンの逸品をお楽しみください。
ライダースジャケットup1
シルエットの解説
【用の美(用・即・美)】 ライダースジャケットのシルエットに関しては、HEADGOONIEデザイナーの大八木氏と何度も試行錯誤しながら検討した結果、最終的にはシンプルな「シングルライダース型」の採用に至りました。デザインの際には、無駄なパーツ類やディテールを極力オミット(省略)しています。さらに、JETLINK型「スネーク・プリスキン版」に関しては、フロント部分の切替ヨークデザインまでも省きました。切り替えを省略した結果、一枚革の仕立てとなり費用がさらにかさみましたが。 ここまでシンプルに徹した理由は、着ていて飽きがこないように、何年も長く愛用いただけるようにと考えたためです。ダブルライダース型や、派手なカラーを選んだ場合、せっかく何十年と着用可能なクオリティーで製作しても、デザインそのものに飽きてしまう。という自分達の経験を基にして、民藝運動を起こした思想家の柳宗悦氏が提唱した「用の美」(用・即・美)の観点から自然とシンプルな意匠へと回帰しました。革ジャンを売る側の都合ではなく、着る人の気持ちを真剣に考えて作りました。...ここまでは、シンプルなデザインについて書きましたが、そこはJETLINKとHEADGOONIEですので、ただ簡素なだけでは終わりません。ライダースジャケットの意匠に、各ブランドならではの ”とある仕掛け” を施しました(続く)
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【THE FUTURE IS RIGHT NOW!】 前述したように外見のデザインはシンプルに徹しましたので、ジップを開けた内側の「ヨーク部分」(風よけ部分)でちょっと遊んでみました。タイトルにあるように「THE FUTURE IS RIGHT NOW」の文字を「2m/m30番手の太い綿糸」でガッチリと刺繍(ししゅう)しました。ジョン・カーペンター監督の映画『ニューヨーク1997』の続編『エスケープ・フロム・L.A.』に登場するダークヒーロー、スネーク・プリスキンのセリフから引用しました。日本語に訳すと「今現在が未来だ!」のような表現でしょうか。過去には執着せず、決して後を振り返ることのない、今この瞬間だけを生きているスネークの強い意思の表れを感じさせる希望に満ちた言葉です。そんな力強いメッセージと共にありたいと願いを込めてデザインとして採用しました。
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素材の解説
【革の解説_01】 ライダースジャケットの要ともいえるのが革素材。素材となる皮革には「染め加工」〜「なめし加工」に至るまで全ての行程を日本国内で行った、高品質の「純国産カウ・レザー」を採用しています。画像では質感を伝えきれないのですが、キメの細かさと繊細さが特徴の良質の皮革を使用しています。年齢の若い牛革を使うことで、さらなる軽量化を計っています。革ジャン特有である、買ったばかりのゴツゴツガチガチな堅さがありません。最初からとても滑らかで柔らかく、それでいて軽い。ブルゾンのような感覚で気軽にサラっと羽織りたくなる材質です。
【革の解説_02】 革素材の染色技術の発達に伴うかのように近年のライダースジャケットは”革の芯”まで表地と同じ色で染まっているため、長年愛用しても部分的に色落ちすることがありません。”茶芯”(ちゃしん)仕様とは、革の下地をタンニンなどの染料で茶色に染めることで、長く着込む程に”革のアタリ部分”が擦れて下地の茶色が覗くよう計算して、革素材の段階からオリジナルで製作したものです。過去に販売されたREDWINNGのブーツ等でも”茶芯”のものは特に人気が高く、元々は茶色の余った革をリサイクルする用途で上から別の色で染められた革素材で製作された商品が”茶芯”と呼ばれるものでした。結果的に「色落ち」する革となりましたが「色落ち」に関しては製作側の意図ではなかったのです。その後、皮革染色の技術も進み、革の芯までしっかり色が着色されるようになると、”茶芯”の革は過去の遺物となり消えていく運命を辿りました。しかし、製作側の技術革新に反するように、レザー愛好者たちは”茶芯”のアイテムを探し求めるようになり、今年レッドウイングは「アイリッシュセッター茶芯モデル」の発売を発表しました。旧式の時代の技術を復活させて、あえて効率の低い皮革を製作することになったのです。

【温故知新】 昨今は技術の発展に伴い、軽くて暖かいシンサレート素材のダウンジャケットや、人間工学に基づいたランニングシューズなど、機能的で使いやすいアイテムが開発されるようになりましたが、古いレザーのライダースジャケットやワークブーツ、民族的な意匠の手編みカウチンニットなど、お世辞にも使い易いとは言いづらい過去のアイテムの人気が衰えることはありません。一時的に需要が少なくなっても、一定のサイクルと共に再び流行が一巡してきます。むしろ、技術革新が進むほどに、人々の「旧式/アナログなもの」を求める気持ちは加速しているようにも思えます。その服を着る私たち人間自身も自然の産物の一部であることから、自然本来のものを切り離すことが出来ない所以がそこにあるのかもしれません。
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パーツの解説
【Zipper解説_01】 全てのファスナーには「鷹の爪が喰い込むが如く噛み合う」と定評のある「WALDES社の別注Zipper」を採用しています。WALDES社とは1930年代に実在したアメリカの歴史あるZIPブランドです。日本の最先端技術を駆使して、当時の製法・形状を忠実に再現しました。近年のZIPに見られるメッキ加工は使用せず、生のままのニッケルを採用しています。そのため、長く着ているうちにZIP部分が革とともに経年変化を起こし、独特のヴィンテージな風合いを醸し出します。綿テープ部分は綿糸100%を使用して、1930年代当時の力綿織機にて生成しています。
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【ZIP解説_02】 一見普通のボールZIPに見えますが、こちらも一つ一つを WALDES社に別注したモデル、通称”WALボール”です。注文を受けてから、職人が1本づつ削り出すため、真ん中に”型の跡”が残っていたり、不格好で無骨な仕上がりとなっています。古き良きヴィンテージの雰囲気があり、革ジャン好きに好まれるボールジップです。ギラリとしたエレメント(ギザギザの部分)の輝きも渋い一品です。
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【SIDEベルト部分】 ハードな印象になり過ぎてしまうサイドベルトを排除し、ラフでPOPな印象のあるドットボタン式バックルを採用しました。全てのドットボタンには、別注品の「HEADGOONIE 刻印ドットボタン」を使用しています。
【FRONTバックル部分】 ジャケットの前ZIPを開いて着用したときにバックル部分が大きく垂れるのは見た目が良くありませんので、垂れない程度に短くして、身頃の内側にバックルを隠しました。結果、機能的でもあり、表に出た「HEADGOONIE 刻印入ドットボタン」が目を惹くポイントとなっています。
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ライダースジャケット着用写真1
着用写真バナー
モデルは、身長177cm、体重60kg。Mサイズ(38)を着用しています。
最後のあいさつ
※ROKIUNIFORMS を始めとする JETLINK の商品は、熟練したプロの職人が、特製の 「シルクスクリーン」を使用して、一枚一枚を丁寧に手刷りで印刷しています。 現在主流のインクジェットなどの機械印刷ではなく、全てが手作業になりますので、稀に手刷りプリント独自の 「カスレ」 や「ムラ」 などが生じる場合もありますが、これは全ての商品がハンドメイドで製作された、世界に二枚と無い一点物の証です。 ご自分だけの贅沢な一枚としてお楽しみいただけましたら幸いです。
商品に関しての注意書き
註1) 表示のモニターにより、商品画像のカラーが実物と異なる場合があります。
註2) こちらの商品は、ハンドメイドで製作してますので、表記サイズと多少の誤差が生じる場合があります。
註3) 不良がある場合を除き、お客様都合でのキャンセル・交換・返品は致しかねますので、ご了承お願いします。
 ・・・以上のご注意点をご了承くださります様、お願い致します。
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ライダースジャケット資料1
コラム
サンプル品を約2ヶ月間、ほぼ毎日着込んでみました。上記の新品画像と比較ください。
ライダースジャケット資料2
着用して僅か2ヶ月ですが、着用者の体型にフィットするよう、そで部分に上質なレザー独自の絶妙な ”アタリ感” や ”シワ” が出てきました。 最初の数ヶ月は、ミンクオイルを塗らずに着用したほうがアタリが出やすいようです。
ライダースジャケット資料3
そで口の擦れる部分に ”茶芯” が覗いてきました。 さらに着込んだ後の経年変化が楽しみな一枚です。
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革の製作風景2
HEADGOONIE大八木未来(オオヤギみき)プロフィール
大八木未来(オオヤギみき)/HEADGOONIEディレクター
2001年、退屈な毎日に飽きちゃったフリーター、無職、ダメ人間たちによって結成された原宿オチコボレ海賊団・東京グーニーズの船長。 HEADGOONIEのウエアデザイン&ディレクションを手掛ける。ウエアデザイナー以外にも、作家・マンガ家として自身の書籍を出版するなど多方面で活躍中。大八木未来・著『インディーズTシャツブランドのつくり方完全ガイド』(JETLINK渡辺純インタビュー記事掲載)、JETLINKを特集したムック本『HEADGOONIE T-SHIRTS MAGAZINE vol.1』発売中! http://headgooniebookstore.jp/
渡辺 純/JETLINKディレクター
千葉県市川市のフラッグ・ショールームこと JETLINK Show Room のディレクション、webデザイン及び、オリジナルウェアROKIUNIFORMSを企画デザインしてます。好きな映画は、アルフレッド・ヒッチコック監督作品、ジョン・カーペンター監督『ニューヨーク1997』、『遊星からの物体X』、『ゼイリブ』、スタンリー・キューブリック監督『2001年宇宙の旅』、『時計じかけのオレンジ』、『フルメタル・ジャケット』、『シャイニング』など。そして、何にもない田舎で育った子供時代にドキワクしながら星空の下のドライブ・イン・シアターで鑑賞した愛しき80年代映画たち...『グーニーズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ベストキッド』、『プロジェクトA』、『ロッキー』、『ランボー』などの作品に思いを馳せて、今日に至るまでもの作りを続けてます。
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JETLINK
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