伝統こけし、赤べこ郷土玩具を販売・通販します。ジェットリンクの民芸。

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佐藤こずえ作・遠鳴子長谷川清一古型こけし題名
佐藤こずえ作・遠鳴子長谷川清一古型こけし 作者: 秋田県由利本荘/佐藤こずえ
名称: 遠鳴子長谷川清一古型こけし
寸法: 約4寸/約120mm
素材: イタヤ材/ロウ挽き無し
特典1: コゲスンボコ社特製こけしBOX
特典2: ジェットリンク謹製・木製保証書
 日本製 / Made in Japan
数量: 14個限定
頒価: ¥4,000-(税込)−NEW!
頒期: 2018年7月7日(土)16:00より、DECOLA.の「ジェットリンクの民芸」トークイベントにご参加いだいたお客様に抽選頒布させていただきます。

※お願い)こけしは一点一点が職人の手仕事によって製作されるため、表情や彩色が見本画像とは異なります。上記の理由による返品・交換は対応致しかねますので、予めご了承願います。
六周年記念バナー
2018年七夕の候にお送りする「MINGEI JETLINK/ジェットリンクの民芸」新作玩具は、「遠鳴子長谷川清一古型こけし」です。秋田県由利本荘で古くから伝統として受け継がれてきた本荘こけし作者の佐藤こずえさんに製作いただきました。昭和十年代後半に廃絶すること七十年余の永き歳月を経て...在りし日の秋田県大湯温泉で長谷川清一が残した遠鳴子こけしの意匠が現代に復活しました。
バナー長谷川清一こけしb
佐藤こずえ作・遠鳴子長谷川清一古型こけしup1a
今作の概念として、原となる清一こけしのいわゆる「写し」や「複製」ではなく、(1)昔日の遠鳴子こけし特有の「古雅な情味をさらに深く追求して再現」すること。(2)また今後こけし業界の課題になるであろう「現代のデザイン基準にも通用する新らしい伝統こけしの追求」。(3)最後に、近年巷で氾濫している「郷土性に欠いた伝統こけしに対しての憂慮とアンチテーゼ」も含まれています。
佐藤こずえ作・遠鳴子長谷川清一古型こけしup1b
ジェットリンクの民芸別注品バナー
ジェットリンクの民芸×佐藤こずえによる新作こけし製作にあたり、本荘こけし生みの親である河村清太郎&守氏ご家族の協力をいただき、河村氏ご本人が生前に使用されていたカンナを譲り受けました。「初作こけし」、「初めてのイタヤ材」、「初めての河村家カンナ」...と、佐藤こずえさんにとっては初めてづくしの新作こけしを試作に試作を重ねて丁寧に仕上げていただきました。日本が誇る職人技と懐かしさの中にも新しさを感じさせるジェットリンクの郷土玩具をお楽しみください。
バナー長谷川清一こけしc
佐藤こずえ作・遠鳴子長谷川清一古型こけしup1
秋田県十和田町大湯温泉の木地師でこけし作者・長谷川清一(1899〜没年不明)。昭和一桁台の初期作には優作が多く、一部の蒐集家からは高く評価されていましたが、一般的には知名度が少なかったため、こけし関連文献でも取り上げられる機会に恵まれず、資料が乏しいままの状況で現在に至ります。初出文献は、昭和五年刊行の武井武雄・著『日本郷土玩具』<東の部>。こけしの系統に関しては、『こけし辞典』では「鳴子系」、現代の『Kokeshi wiki』では「独立系」(雑系)と分類されています。
バナー武井武雄『日本郷土玩具<東の部>』
佐藤こずえ作・遠鳴子長谷川清一古型こけしup2
木地形体の解説バナー
今作においては、長谷川清一こけしそのままのいわゆる「写し・復元・複製・模作」ではなく、「かつての遠鳴子こけし特有の古雅な情味を追求・再現」しながらも、「現代のデザイン基準にも通用する新しい伝統こけしの追求」をコンセプトに製作しました。清一こけしの中でも優作が多いといわれる初期作(昭和七年前後)を原型に、【特徴1】太目の筆で描いた面描。【特徴2】たっぷりと染料を滲ませた花模様。【特徴3】ふくよかで量感に溢れる木地形体。【特徴4】昭和一桁こけし特有の濃赤色(錆びた赤色)染料を再現。【特徴5】土付き部分に重ね菊を組み合わせたオリジナルの胴模様...など、こけし作者の佐藤こずえさんと何度も試作を重ねて、遥か昔日に失われた郷愁と格式を併せ持った懐かしくも新しい遠鳴子こけしが完成しました。
バナー長谷川清一こけしe
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画像準備中
こけしのお手入れ方法
木地玩具の材料となったイタヤ材は、現在でも呼吸をして生きています。こけしや木地玩具は時間の経過と共に、木肌が飴色(アメ色)に変化、ロウ掛けしてある表面は独特のツヤが増し、天然素材である木地製品特有の経年変化をお楽しみいただけます。定期的に乾いた布(綿手袋など)で優しく拭いてあげますと、より一層のツヤと愛着が増してきますので、どうぞ可愛がってあげてください。※注1)濡れた手で触ったり、日光&蛍光灯などの紫外線、湿気の多い場所&極度に乾燥した場所はお避けください。※注2)表面のロウが白化した場合は、ヘアドライヤー等で優しく暖めてあげると元の状態に戻ります。※注3)木肌の美しさを生かすためにロウ掛けされてない木地製品に関しては、素手で触れた場合に色移りやシミなどが発生する場合がありますので、綿手袋でお扱いいただくことを推奨します。
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ノベルティ品バナー
木地玩具をお買い上げの皆様に、(1)「コゲスンボコ社特製こけしBOX」こけしの保存用に作った特製箱です。(2)「ジェットリンクの民芸謹製・木製保証書」ジェットリンク特注玩具&佐藤こずえさんの初作を証明するギャランティーカードです...以上2点を特典として同封させていただきます。天然の高級木材を使用した木札に、久松保夫氏コレクション『木偶坊』(でくのぼう)をモチーフにした特製和紙製「ジェットリンク蔵票」を貼り付け、一枚一枚を手作りで製作しました。大切な蒐集品の整理にお役立てください。
こけしイメージ画
最後のあいさつ
「MINGEI JETLINK/ジェットリンクの民芸」の郷土玩具は、一点一点が熟練した職人の手仕事によって丁寧に製作されています。これらの郷土玩具は効率の高い流れ作業で量産されることなく、完成まで全ての工程を一人の職人による手仕事で製作されるため、実際の商品は見本写真とは異なります。また個体によっては「塗料のはみ出し」や「塗料のムラ」などが生じる場合もありますが、これは全ての商品がハンドメイドで仕上げられた同じ物が二つと無い一点物の証です。上記の理由から、お客さま都合による返品・交換は対応致しかねますのでご了承をお願い致します。以上、手作り品の特性をご理解およびご同意いただいた上でのご注文をお願い致します。東北の職人が心を込めて製作した郷土玩具をご自分だけの贅沢な逸品としてお楽しみいただけましたら幸いです。
西田峯吉の言葉バナー2
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DECOLA.「ジェットリンクの民芸」納涼トークショー
トークショーバナー
2018年7月7日(土)16:00より、綾瀬の雑貨店DECOLA.にて「ジェットリンクの民芸」納涼トークショー『異邦人たちの宴』〜土湯に輝くベツレヘムの星と東方三賢者〜が開催されます。今回も当イベントにて「ジェットリンクの民芸」新作こけし二種を抽選頒布させていただきます。お楽しみにどうぞ。
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小安温泉の風景
民芸品の製作風景バナー
2017年5月。東京こけし友の会&JETLINK一行で秋田県の湯沢を来訪しました。秋田の秘湯と呼ばれる絶景スポット、小安温泉と泥湯温泉を巡る旅です。湯沢市にある皆瀬川渓谷の小安峡温泉にて。絶壁の岩盤から100度近い熱水が激しく噴出してる様子がこちら。日本国内でもこんなに美しい絶景が楽しめます。小安温泉をこけし産地として一躍有名にしたのは、童画作家・武井武雄の『日本郷土玩具 東の部』(昭和5年刊)をして「日本一のこけし」と言わしめた、滝ノ原こけしの作者・伊藤儀一郎(1882〜1933)所縁の土地でもあります。新緑のミドリが美しい季節に秋田の秘湯と呼ばれる小安峡温泉を堪能してきました。日差しを受けた露天風呂のお湯は美しい程に無色透明、ほんのり硫黄の香りがする単純硫黄泉で、肌に優しいアルカリ性の泉質です。
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こけし製作風景
こけしの昔話バナー
無より有いずる...こけしやえじこがまだ子供の玩具であった遠い昔の話。山の木地屋は良木を求めて山から山の生活を送り、一般の里人とは殆ど接触を持たなかった。里で生活する農民は、山という別世界に住む得体の知れない木地師を忌み畏れ、自分たちの生活空間から遠ざけ、分け隔てていた。その一方で、神の居る領域に棲み「神の器」を作り出す彼らに対して信仰のそれに近い畏敬の念も抱いていた。かつて湯治土産だったこけしは、子供たちの玩具であったと同時に、山の神の力、湯沸き出でる大地の力、呪力が宿るものとして神聖視され、相容れることのなかった「里のもの」(農民)と「山のもの」(木地屋)を繋ぐ媒介としての役割も担っていたのである。
深澤要の言葉バナー1
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