伝統こけし、赤べこ郷土玩具を販売・通販します。ジェットリンクの民芸。

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斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけしタイトル
斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけし 斎藤徳寿たこ坊主えじこ 製造: 福島県会津若松/斎藤徳寿
名称: チョンマゲ型たこ坊主&えじこ2個組
寸法: 約3寸5分(約95mm)、約2寸(約60mm)
素材: ミズキ材、地梨材
特典: コゲスンボコ社特製こけしBOX(非売品)
数量: 10組/ナンバリング入り蔵票付属
日本製 / Made in Japan
頒価: 参考商品
頒期: 2015年06月29日(月)20:00より頒布予定

SOLD OUT

※お願い)こけしは一点一点が職人の手仕事によって製作されるため、表情や彩色が見本画像とは異なります。上記の理由による返品・交換は対応致しかねますのでご了承願います。
最初の挨拶バナー
2015年の初夏にお届けする「ジェットリンクの民芸」新作は、福島県の中ノ沢温泉地方で古くから伝統として受け継がれてきた中ノ沢こけしを紹介します。目の周りの真っ赤なクマドリ、太く平べったい鼻、半開きの口で驚いたような表情、数ある伝統こけしの意匠の中でも極めて異彩を放つ中ノ沢こけしは、そのグロテスクな風貌から「たこ坊主」とも呼ばれます。その生みの親である岩本善吉・芳蔵親子の伝統的な意匠を現代に受け継いだ会津若松市在住のこけし作者、斎藤徳寿氏(90歳)。今年5月に徳寿さんの仕事場「ロマンこけし斎藤工房」を訪問しました。その際に、徳寿氏と同郷会津で活躍した木地師・小椋千代五郎の雑系こけしを髣髴させるチョンマゲ頭に着流し姿の「チョンマゲ型たこ坊主」と、徳寿氏の直筆メッセージが入った「たこ坊主えじこ」の二本組を製作いただきました。懐かしさの中にも新しさを感じさせるジェットリンクの郷土玩具をお楽しみください。
斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけし(左) 斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけし(後) 斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけし(右)
ジェットリンクの民芸の別注品バナー
ロマンこけし斎藤工房、兼ご自宅にて、のど飴と麦茶をご馳走になり 「アメとお茶を交互に飲んだら美味しいよ」 と徳寿さん(90歳)。言われるままに交互に飲んだら喉がスースーしました。会津地方といえば古くから木地業が盛んな土地で、会津の木地師は、天正18年(1580)に蒲生氏郷が会津に封じられたときに近江国から連れて来られ、津軽塗や輪島塗よりも早い時期に会津漆器の製作が始まったと伝えられてます。同時期に、螺鈿、漆絵、乾漆、蒔絵、花塗りなど多岐に渡る技法も発展しました。また会津地方は東北木地業における交通の要所でもあり、地木地師のほかに、移動伐採の特権を主張し、山から山に移動して椀や盆などを製作した「渡り木地師」(小椋千代五郎・甚九郎一家も)も活躍した土地ではありましたが、そこから伝統こけしが生まれることはありませんでした。猪苗代町や下郷町に現在も残る「木地小屋」の地名は、かつてこの土地に木地師の集落があったことを示しています。斎藤徳寿氏と同じ会津の喜多方地方で昭和初めに活躍した木地師の小椋千代五郎(1866〜1945)甚九郎親子が製作したチョンマゲ頭や時には歯を剥き出して笑っていたりする奇妙な意匠のこけしは、伝統継承においての希薄性ないし本筋から外れる理由から「雑系」と呼ばれる系統に分類されており、戦前の稀品こけしを求める一部コレクターの間で現在も珍重されています。今作では、斎藤徳寿氏に千代五郎のこけしをイメージしたチョンマゲ頭に着流し姿のたこ坊主を製作いただきました。
武井武雄の言葉バナー1
「こけしに性別があるのか?」伝統こけしにおける社会的・文化的な性の有り様、またはこけしのジェンダーと表現したらよいのでしょうか、往々にして蒐集家の間でこけしの性別について議論になることがあります。古いこけし蒐集家の溝口三郎氏によれば、昭和初めに会津の小椋千代五郎・甚九郎親子が製作したこけしは数少ない男性を表現したものとのこと。同様にたこ坊主にも男性説があり、同じ福島県の土湯温泉で生まれた本流の土湯系こけし(湊屋系列、松屋系列)とは離れた土湯亜系に属する両者の間に何かしらの繋がりを感じさせられます。たこ坊主創始者の岩本善吉(1877〜1934)は、大正末から昭和9年6月1日に没するまで約10年間の僅かな期間にこの奇妙なこけしを作りました。こけし研究家の橋本正明氏は『木の花』13号で岩本善吉について、善吉=「宇都宮の小天狗」、牛若丸=「鞍馬の小天狗」と関連付けられることから、「二元的な世界感とそのような世界において導者(プシコポンポス)の役割を果たす形象が男女両性具有の傾向を示す」と指摘し、牛若丸は女装によって、善吉は芸奴屋という女の世界に育つことによって両性具有性を獲得したのかもしれない。と岩本善吉の境界性・異形性について論説しています。
西田峯吉の言葉バナー1
斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主えじこup1
【製作の手順】 こけしの製作手順は、原木の乾燥、玉切り、木取り、荒挽き、磨き、描彩、仕上げのロウ引き、果ては仕事道具(ロクロやカンナ類)の製作や商品の販売に至るまで、時間と手間のかかる作業工程が複数で分業されることなく、単一のこけし工人斎藤徳寿氏の丁寧な手仕事によって製作されます。それぞれ表情が異なる手仕事ならではの贅沢な一点物をお楽しみください。
深澤要の言葉バナー1

斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主えじこup2 斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけしup3
こけしのお手入れ方法
こけしの材料となったミズキ材および地梨材は、現在でも呼吸をして生きています。木地玩具は時間の経過と共に、木肌が濃い飴色(アメ色)に変化、ロウ掛けしてある表面は独特のツヤが増し、天然素材である木地製品特有の経年変化をお楽しみいただけます。定期的に「乾いた布」(綿手袋など)で優しく拭いてあげますと、より一層のツヤと愛着が増してきますので、どうぞ可愛がってあげてください。(※濡れた手で触ったり、日光&蛍光灯などの紫外線、湿気の多い場所&極度に乾燥した場所はお避けください)(※表面のロウが白化した場合は、ヘアドライヤー等で優しく暖めてあげると元の状態に戻ります)
西田峯吉の言葉バナー2

「コゲスンボコ社」特製こけし専用BOX
ノベルティ品バナー
今回は期間限定のご購入特典として、「コゲスンボコ社特製こけしBOX」(非売品)に入れてお届けします。木地玩具やこけしなど大切な郷土玩具の収納箱としてご利用くだい。

斎藤徳寿チョンマゲたこ坊主こけし署名
久松保夫氏コレクション『木偶坊』(でくのぼう)をモチーフに、特製和紙で製作した「ジェットリンクの民芸」蔵票が完成しました。手書きのナンバリングを入れて皆様の元にお届けします。

こけしデザイン画
最後のあいさつ
※「MINGEI JETLINK/ジェットリンクの民芸」の商品は、一点一点が熟練した職人の手仕事によって丁寧に製作されています。これらの商品は機械や流れ作業で量産されることなく、完成まで全ての工程を一人の職人によって製作される理由から、実際の商品は見本写真とは異なります。また個体によっては 「塗料のはみ出し」 や 「塗料のムラ」 などが生じる場合もありますが、これは全ての商品がハンドメイドで仕上げられた同じ物が二つと無い一点物の証です。お客さま都合による返品・交換は対応致しかねますのでご了承をお願い致します。以上の手作り品の特性をご理解及び同意いただいた上でのご注文をお願い致します。ご自分だけの贅沢な逸品としてお楽しみいただけましたら幸いです。
ジェットリンクの民芸コンセプトバナー
今後もジェットリンクの視点から別注およびセレクトした東北各地の銘品をリリースさせていただく所存です。震災の記憶を忘れないでください、そして東北の良い品をお買い求めください。皆様からの売上で再びジェットリンクが東北から買付けします。何卒ご声援を宜しくお願い致します。※皆様のSNS(Instagram、Facebook、Twitter)からも是非ご紹介をお願い致します。
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以下、付録バナー
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ロマンこけし斎藤工房を訪ねて〜福島県会津若松1
ロマンこけし斎藤工房を訪ねて〜福島県会津若松2
ロマンこけし斎藤工房を訪ねて〜福島県会津若松3
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今年の5月末に福島県会津若松にある斎藤徳寿さんの工房を訪ねました。
JETLINK Blog 「ロマンこけし斎藤工房を訪ねて〜福島県会津若松」
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斎藤徳寿さん写真
こけし工人紹介バナー
工人 / 斎藤徳寿(さいとうとくじゅ)/ 大正15年1月25日生
系統 / 土湯亜系
師匠 / 岩本芳蔵
経歴 / 大正15年に福島県西会津町に生まれる。昭和30年よりこけし製作開始。
ロマンこけし斎藤工房 〒965-0021 福島県会津若松市山見町158-1 TEL:0242-22-8300
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「木おぼこ・今晃」-今晃こけし図譜-
「木おぼこ・今晃」-今晃こけし図譜-
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