伝統こけし、赤べこ郷土玩具を販売・通販します。ジェットリンクの民芸。

  ジェットリンクの民芸TOPJETLINK TOPご利用案内STORENEWS&WORKSBlogTwitterFacebook
スペーススペーススペーススペーススペース10,000円でCD無料10,000円で送料無料
佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛タイトル
佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」木地玩具 製造: 宮城県遠刈田温泉/佐藤英裕
名称: 丑蔵型こけし笛
寸法: 約6寸(高約185mm×幅約40mm)
素材: ミズキ材/ロウ掛け仕上げ
特典: コゲスンボコ社特製こけしBOX(非売品)付き
数量: 10個/ナンバリング入り
日本製 / Made in Japan
頒価: 参考商品
頒期: 2015年02月27日(金)19:00より頒布開始

SOLD OUT

※お願い)木地玩具は一点一点が職人の手仕事によって製作されるため、表情や彩色が見本画像とは異なります。上記の理由による返品・交換は対応致しかねますのでご了承願います。
最初の挨拶バナー
2015年の最初にお届けする「ジェットリンクの民芸」新作は、宮城県の遠刈田地方で古くからこけしと共に伝統として受け継がれてきた木地玩具を紹介します。「こけしの名工」と呼ばれた宮城県出身の佐藤丑蔵(さとううしぞう:1889〜1986/明治22年〜昭和61年)は、東北各地の温泉場(肘折、及位、湯田、遠刈田新地など)で木地師として活躍、木工場の主任も勤め、生涯に渡り伝統こけしの復興に大きく貢献すると同時に多くの弟子を送り出しました。その伝統的なこけしの意匠を現代に受け継いだ三代目佐藤英裕さんの工房を昨年8月に訪問して、丑蔵型の木地玩具「こけし笛」を復元いただきました。佐藤英裕さんのこけしや木地玩具は市場に出る機会が少なく、ましては今作のように複雑な工程を要する木地玩具の完成は事情を知る蒐集家を驚かせました。今後の製作は未定となりますので、この機会をお見逃しの無いようにお願い致します。懐かしさの中にも新しさを感じさせるジェットリンクの郷土玩具をお楽しみください。
佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛(左) 佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛(後) 佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛(右)
ジェットリンクの民芸の別注品バナー
【笛】こけしの頭部には心地良い音色が響く「笛」付き。【輪】こけしの胴体部分には「輪」入り。晩年の佐藤丑蔵さんが「足踏みロクロ」で製作した木地玩具が原型です。今回は丑蔵さんのお孫さん佐藤英裕さんに、同デザイン、同寸法、同素材、胴底を鋸(のこぎり)でカットする古い製法に至るまで、複雑な工程を要する木地玩具を極力当時と近いものに復元いただきました。
西田峯吉の言葉バナー1
佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛up1
「昭和三八年以降は筆致も枯れ切り、枯淡の美ともいえる小寸の地蔵型に佳品がある」
『こけし辞典』 佐藤丑蔵の項目より
【表情の描彩】 現代のこけし工人は描彩が上達するほどに筆が正確で固くなる傾向にあるため(通常で考えれば利点なのですが)、こけしの表情の描彩は”枯淡の美”と蒐集家に賞賛された晩年の佐藤丑蔵さんのオリジナルに習って、英裕さんには柔らかめの筆致で描いていただきました。かつて「こけしの名工」と呼ばれた佐藤丑蔵のこけしが現代に甦りました。
【木地形態】  東北地方に古くから伝わる”やみよ”と呼ばれる木地玩具は、おしゃぶりやこけしの胴体に通った輪が抜けない仕掛けに作られています。”やみよ”の語源には諸説ありますが「闇夜=抜け出せない」という意味から名付けられたとされています。こけしの胴部分に継ぎ足しの跡が無いことから、胴体のリングは後付けではなく一本の木から削り出されたことが確認できます。
【製作の手順】 木地玩具の製作手順は、原木の乾燥、玉切り、木取り、荒挽き、磨き、描彩、仕上げのロウ引き、果ては仕事道具(カンナ等)の製作や商品販売に至るまで、時間と手間のかかる作業工程が複数に分業されることなく、一人のこけし工人佐藤英裕さんの丁寧な手仕事によって製作されています。それぞれ表情が異なる贅沢な一点物の木地玩具をお楽しみください。
深澤要の言葉バナー1

佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛up2
こけしのお手入れ方法
木地玩具の材料となったミズキ材は、現在でも呼吸をして生きています。木地玩具は時間の経過と共に、木肌が濃い飴色(アメ色)に変化、ロウ掛けしてある表面は独特のツヤが増し、天然素材である木地製品特有の経年変化をお楽しみいただけます。定期的に「乾いた布」(綿手袋など)で優しく拭いてあげますと、より一層のツヤと愛着が増してきますので、どうぞ可愛がってあげてください。(※濡れた手で触ったり、日光&蛍光灯などの紫外線、湿気の多い場所&極度に乾燥した場所はお避けください)(※表面のロウが白化した場合は、ヘアドライヤー等で優しく暖めてあげると元の状態に戻ります)
西田峯吉の言葉バナー2

「コゲスンボコ社」特製こけし専用BOX
ノベルティ品バナー
今回は期間限定のご購入特典として、「コゲスンボコ社特製BOX」(非売品)に入れてお届けします。木地玩具やこけしなど大切な郷土玩具の収納箱としてご利用くだい。

佐藤英裕作「佐藤丑蔵型」こけし笛署名
最後のあいさつ
※「MINGEI JETLINK/ジェットリンクの民芸」の商品は、一点一点が熟練した職人の手仕事によって丁寧に製作されています。これらの商品は機械や流れ作業で量産されることなく、完成まで全ての工程を一人の職人によって製作される理由から、実際の商品は見本写真とは異なります。また個体によっては 「塗料のはみ出し」 や 「塗料のムラ」 などが生じる場合もありますが、これは全ての商品がハンドメイドで仕上げられた同じ物が二つと無い一点物の証です。お客さま都合による返品・交換は対応致しかねますのでご了承をお願い致します。以上の手作り品の特性をご理解及び同意いただいた上でのご注文をお願い致します。ご自分だけの贅沢な逸品としてお楽しみいただけましたら幸いです。
ジェットリンクの民芸コンセプトバナー
今後もジェットリンクの視点から別注およびセレクトした東北各地の銘品をリリースさせていただく所存です。震災の記憶を忘れないでください、そして東北の良い品をお買い求めください。皆様からの売上で再びジェットリンクが東北から買付けします。何卒ご声援を宜しくお願い致します。※皆様のSNS(Instagram、Facebook、Twitter)からも是非ご紹介をお願い致します。
スペース
以下、付録バナー
スペース
木地玩具の種類
木地玩具の解説バナー
【木地玩具とは?】 こけしと共に東北地方で誕生した木地玩具は、轆轤(ロクロ)の回転を利用して木材を削り加工した玩具で「挽き物」とも呼ばれ、主に椀や盆など日常生活品を轆轤挽きした全国各地の木地師によって製作されました。材料となる木材が豊富なため比較的簡単に入手が可能、加工がしやすい、値段が安い、軽くて丈夫などの理由から日本では古くから玩具の材料として用いられ、古代から江戸時代まで日本の玩具の主流の座をキープし続けました。しかし、大正時代に入りセルロイドやブリキを使用した新興玩具が登場すると同時に伝統的な木地玩具は子供の玩具としての役割を終えることになります。その後、みちのくの郷愁を感じさせられる素朴でいて心温まる木地玩具の中に ”美” を見出した一部の大人たちや蒐集家の鑑賞物としての新たな役割を得て、玩具箱からショーケースに住処を代えて生き永らえることになりました。そして現在は、震災被害の復興や、作者の高齢化による後継者の問題などを抱えながらも、全国各地で地域の伝統を引き継ぐ木地師やこけし工人によって少量ながら製作され続けています。
【木地玩具の種類】 みちのくの木地玩具は、温泉場を販路に子供の玩具や湯治客の土産として発展しました。各種独楽、輪投げ、けんだま、ヨーヨー、笛、やみよ(闇夜)、ドンコロ、人形やエビにアヒルに干支の十二支など各種動物、大砲や電車に自動車など各種車、臼と杵、野菜籠、だるま(達磨)、えじこ、茶道具、こけしも木地玩具の一種ですし、ぱっと思いついたものだけを挙げても木地玩具には数多くの種類が存在します。
スペース
遠刈田温泉「丑蔵庵」を訪ねて1
遠刈田温泉「丑蔵庵」を訪ねて2
遠刈田温泉「丑蔵庵」を訪ねて3
遠刈田温泉「丑蔵庵」を訪ねて4
関連資料バナー
昨年2014年8月に宮城県蔵王町の遠刈田温泉を訪ねました。伝統こけしのお店「丑蔵庵」にて、佐藤英裕さんとの新作製作の打ち合わせの様子など旅の詳細は、JETLINK Blog 「宮城県遠刈田温泉〜「丑蔵庵」の佐藤英祐さんを訪ねて」からどうぞ。
スペース
佐藤英裕さん写真
郷土玩具の作者バナー
工人 / 佐藤英裕(さとうえいひろ)/ 昭和26年2月16日生
系統 / 肘折系・文六系列
師匠 / 佐藤丑蔵、佐藤文男
経歴 / 佐藤文男長男として遠刈田新地に生まれる。昭和41年より祖父丑蔵・父文男につき木地修行を開始。
丑蔵庵(http://www.ushizou-an.com/
スペース
「木おぼこ・今晃」-今晃こけし図譜-
「木おぼこ・今晃」-今晃こけし図譜-
関連商品
スペース